診療情報管理室
診療情報管理室では、入院カルテの管理やデータ統計業務など、様々な業務を行っております。
基本的には地下の診療情報管理室で業務を行っているため、患者さんと接する機会はあまりありませんが、診療情報の整理や統計資料の作成を行い、病院の運営を支援しております。
2022年4月現在、常勤1名で運営しています。
診療情報管理室の業務
退院手続きの済んだ入院カルテを病棟から持ち出し、カルテの綴じ順を並び替え、製本します。
1入院1カルテなので、前回入院があれば合冊して保管します。
データ統計
毎月の月初めに、前月退院された患者さんの入院経路や退院経路、主病名などを抜き出して集計し、ひと月ごとに保管しています。
他には主病名ごとに新生物、外傷、消化器系、呼吸器系などに分類し、集計します。
これらの集計したデータを月別、あるいは年別で比較することによって新たな発見や改善点が見つかることがあります。
データ提出
当院の施設基準の1つである、データ提出加算のための業務です。
提出するために必要な事項を入力し、3か月ごとに提出しています。
入力内容は、入院時のADLや褥瘡の有無、主病名などを患者様ごとに入力しています。
依頼された資料作り
例としては「最近3か月で多かった疾患上位3つを教えて欲しい」 「去年1年間の入院経路、退院経路の割合を知りたい」 などです。先ほどのデータ統計で作成した情報をもとに、依頼された資料を作成していきます。
カルテ開示
患者さん本人、裁判所、法律事務所から、特定の患者さんのカルテを開示して欲しいという依頼が入ることがあります。
開示する内容を聞き、必要な情報を期日までに用意します。
がん登録
がん登録推進法が2016年1月から施行されたことに伴い、当院でもがん登録を行っています。
部位や治療法、組織型などの必要事項を入力し、年ごとに届出を行います。